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人工知能スタートアップ取締役 橋崎良哉のブログ(はてな)

人工知能スタートアップ エッジコンサルティング株式会社 橋崎のブログ(http://yoshiyah.com/)のはてな版(コピー)です。

【新規事業/取り組みアイデア】寄付業界×人工知能(自然言語処理)

人工知能 寄付 新規事業/取り組みアイデア 自然言語処理

今日は、寄付業界×人工知能自然言語処理)です。

■なんで新規アイデア考えてるの? 新規アイデア作成のためのシートの公開もしています

http://yoshiyah.com/%E6%96%B0%E8%A6%8F%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%87%E3%82%A2%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%A8%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%AB/

では以下今日のアイデアです。


【市場整理】

まずは市場規模から。

 

日本ファンドレイジング協会の調査によると、日本の個人寄付額の推移としては2014年で7409億円となっており、東北の震災があった年から比較して2000億円以上個人寄付が上昇している状況である。

一方で、寄付推計者数は減少傾向であることから、1人当たりの寄付額が増加しているということが分かる。

尚、法人の寄付額は7000億前後で横ばい傾向である。

 

1

出所 :日本ファンドレイジング協会(2015)「2015 寄付白書」

http://jfra.jp/wp/wp-content/uploads/2016/01/GJ2015_infographics.pdf

 

同資料より、性別年代別での寄付状況を見てみると、40代より寄付率が大きく上昇し、年代に比例して上昇していることが分かる。また、男女差も40代より大きくなりはじめ、50代での男女差は10%以上あるという結果となっている。

 

2

出所 :日本ファンドレイジング協会(2015)「2015 寄付白書」

http://jfra.jp/wp/wp-content/uploads/2016/01/GJ2015_infographics.pdf

 

次に、寄付の意識に関する調査を見てみると、カテゴリーが1と2に分かれており、各々調査結果が示されている。

カテゴリー1は、緊急災害支援、国際協力・交流、自然・環境保全、子供・青少年育成、教育・研究、社会貢献活動の中間支援となっており、カテゴリー2は、共同募金会、日本赤十字社、自治会・町内会などへの募金といったカテゴリーとなっている。

 

カテゴリー1の調査結果を見ると、寄付金の使い道が明確でちゃんと使ってもらえそうか、活動の趣旨・目的への賛同や共感といったところがあり、次には寄付の方法がすぐに分かり簡便であることと続く。

また、寄付の手段としては募金箱に続き、オンラインも含むクレジットカード決済が多い手段となっている。寄付の動機は、社会貢献意欲よりも団体そのものに共感出来るかどうかという点が重要視されていることが分かる。

 

3

出所 :日本ファンドレイジング協会(2015)「2015 寄付白書」

http://jfra.jp/wp/wp-content/uploads/2016/01/GJ2015_infographics.pdf

 

以上を踏まえて、また決め打ちで恐縮だが、

自然言語処理を用いた以下のアイデアを考えた。

 

【ターゲット】

・寄付したいと考えている対象の組織が、本当にちゃんと活動にお金を使っているか知りたい寄付者

【対象企業】

・寄付系のプラットフォームを作りたい企業

【アイデア内容】

Yahoo!ファイナンスNPO/NGO版のようなもの

【ビジネス詳細】

・上場民間企業は、財務諸表に対して様々な分析が加えられ、営業活動、投資活動、またそのコスト構造が適正かどうかといったことが指標化がされ、一見して分かりやすく他社と比較が可能である

・一方で、寄付の対象となるNPONGOといった組織は、以下の例のように財務諸表の公開はされているものの、実数を眺めていても良いのか悪いのか(管理費使い過ぎてない?人件費高くない?)、よく分からないことが現状である

公益財団法人プラン・ジャパン:https://www.plan-japan.org/about/pdf/jno_16yosan.pdf

国境なき医師団http://www.msf.or.jp/library/annualreport/pdf/report/report2015.pdf

公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン:http://www.savechildren.or.jp/sosiki/download/zaimu2015.pdf

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパンhttps://www.worldvision.jp/about/pdf/fy15accounts.pdf

・上記を踏まえ、NPO/NGOの財務諸表を分析し、その結果を分かりやすく見える化することで、寄付者が比較検討しやすく、寄付を促進することを狙いとする(またこのような形が一般化することで財務諸表を公開せずに寄付を募っている組織は寄付が集まりにくくなり透明性が高まる)

・具体的には、各組織の財務諸表をスクレイピングし、pdfの内容をテキスト変換し、自然言語処理を行い項目名から実数を抽出しDBに格納しておく(四半期や年度などで定期監視をし、自動で情報収集できるようにしておく)

・DBに格納された財務データを元に、民間企業で使われている財務指標を参考にしつつ、また、NPO/NGOで特に知りたいと思われてそうな指標(管理費比率、人件費比率、及びその推移等)を中心に自動計算させ、ランキング化表示された情報としてwebサイトに掲載を行う

【効用/解決する課題】

・寄付者が無闇に寄付の使い道を心配することを防ぎ、寄付先を比較検討がしやすいようにする

NPO/NGOの財務透明性向上(知名度がなくともちゃんと活動している組織への寄付流入)


今日は以上です。

※30分~1時間程度での思考訓練のための記事ですので、厳密性にはこだわっていません。