読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

人工知能スタートアップ取締役 橋崎良哉のブログ(はてな)

人工知能スタートアップ エッジコンサルティング株式会社 橋崎のブログ(http://yoshiyah.com/)のはてな版(コピー)です。

【考え方】経営理念/哲学の情報発信について

考え方 経営理念

今日は事業アイデアではなく、最近すごーく感じることを記事にしてみたい。

 

最近感じること

一時の勢いと比べて陰りが見え始めているものの、

上場、資金調達、Exit等の話題でスタートアップ界隈は変わらず賑わっている。

それそのものはもちろん素晴らしいことだろうけれど、

でも最近思うことは、『最終何を実現したいの?何のための会社だっけ?』

みたいな経営理念の部分において、

具体的ではなく、抽象度高く、『自分たちはこういうことのために存在するのだ』、

ということを社会へ発信しているスタートアップってどれだけあるんだろうということ。

 

※理念の具体度、抽象度の話は、以下の話がまあよく聞く話かなと思うので参考に貼り付け。

1番目のレンガ職人:「レンガ積みに決まっているだろ」→特に目的なし
2番目のレンガ職人:「この仕事のおかげで俺は家族を養っていける」→生活費を稼ぐのが目的
3番目のレンガ職人:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」→後世に残る事業に加わり、世の中に貢献することが目的

出所:http://www.engagement-forum.com/im-building-a-cathedral-the-role-of-purpose-in-motivation

 

抽象度の話で言うと、『○○で社会を変える』とか『○○サービスによってこういう価値を提供する』、

っていうのは経営理念ではなく、ビジョンレベルの抽象度であって、

もっと抽象度高く、社会を変えたい/社会をこうしたい、で、『それは何故?』という

サービス内容やテクノロジー、ビジネスドメインに依らない、普遍的な部分こそが経営理念であって、

その理念が真に迫るものとして組織に伝えられる起業家の哲学や原体験というストーリーが裏側にあって、

その企業の理念、存在意義となると思っているのだと思うけれど、

そういった部分の発言がインタビューだったり、

ソーシャルの中であまり見かけないなーと、感じるわけです。

 

グーグルトレンドとかで関係用語を引っ張ってくると、以下のような状態で。

 

 

グラフ見てみると、減少傾向?

少なくとも上がってないし、ブレ幅も少なく、うーんな感じですよね。

 

自分はちょっと長く大学にいたので、06卒として就活をしていて、

なんかその時も今のようなベンチャーブームだったけど、

その時は社会的な意義、会社の存在意義について、

起業家は熱っぽく、社会に対して発信してたような気がするなーという感覚がある。

実際は分からんけど。

 

グーグルトレンドを見ると、市場から求められる機会が減っている?かもなので、

発信側も発信しない、メディアもテーマとして取り扱わない、

ということももしかしたらあるのかもしれないけど、

社会の公器であるはずの企業が、深い目的の発信なく、

ただただレベル99を目指して、ひたすら経験値を積むだけの箱のように見えてしまうのはとても寂しい話。

 

きっと起業家の中にはビジョンレベルに留まらない深いところを考察していて、

社会へのメッセージを持っている人も多くいると思うので、

そういうところを取り上げて、今のスタートアップ熱の方向が

レベル上げに終始する方向に行かないよう、

情報発信される機会が増えたら嬉しいのになと思う次第。

 

経営理念と業績の関係

経営理念と業績の関係について、いちお触れておく。

以下は理念の浸透度合いとパフォーマンスとの関係を見た図になるが、

まあパフォーマンスのところが自己申告なので客観的なものではないのと、

ビジョンと理念との違い(何を言っているか)という違いまではこの図では説明できるわけではないけれど、

理念と業績には一定の関係はありそうだ、という図。

※有名な『ビジョナリー・カンパニー』等、組織の持つ理念とパフォーマンスとの関係を論じた書籍や論文は多数あるので、

興味がある方は参照されたい。

 

1 2

出所:JTBモチベーションズ(2012)「「企業理念の浸透と社員のパフォーマンス」に関する調査」

http://www.jtbm.jp/wordpress/wp-content/uploads/2012/09/kigyorinen.pdf

http://exec2.busipla.net/column/jtbm/30_1.html

 

 

簡単ではあるけど、今日は以上です。

また改めて社会貢献についてとか理念の部分についても記事にしてみたい。